【Youtube講座】「アナリティクス」について
「アナリティクス」の必要性
「アナリティクス」は、動画を改善するためには、必ず見る必要があるものです。
「全然、再生数が上がらない」「どうやったら動画を見てもらえるんだろう?」という悩みがある場合は、がむしゃらに動画を投稿し続けるのではなく、動画のどこが悪いのか、視聴者はどういう行動をしているのかを分析して、自分の動画を改善していく必要があります。
アナリティクスの画面で、最低限見ておくと良い部分
「Youtubeの初心者」や「ややこしい事が苦手な人」は、最低限、以下の3つを見て改善していくと良いでしょう。
「クリック率」
「視聴維持率(平均再生率)」
「総再生時間」
「視聴維持率(平均再生率)」について
「視聴維持率(平均再生率)」を見ると、視聴者が動画ページを開いた後、どれくらい動画を見たかがわかります。
動画を離脱している人が多いほど、グラフが下がっていくため、どの地点で人が離脱してしまったのか、どこをたくさん見てくれたのかがわかります。
●動画が始まってすぐに急下降している場合は、動画を再生してすぐに離脱されているため、始まってすぐの地点を改善する必要があります。
●何度も見てくれている地点は、山のように盛り上がるように表現されています。
その地点を調べると、視聴者に何がウケているのかがわかります。
●全部見終わった後に、もう一度最初から見てくれている場合は、最初の部分が100%を超える事もあります。
「総再生時間」について
●「総再生時間」を見ると、視聴者が動画を見た合計の時間がわかります。
Youtubeは、「何回見てもらえたか」よりも「合計で何時間見てもらえたか」を重視するという情報があります。
●「視聴回数」は、広告やサムネ詐欺など、いくらでもクリックさせる方法があって誤魔化しができてしまいますが、「総再生時間」は動画に興味を持って見続けてもらえないと増えないため、誤魔化す事が難しいものです。
「1時間の動画」を「ひとりの人」が見た場合、
「視聴維持率が50%」だとしたら、「総再生時間は30分」という事になります。
(視聴回数は1回になります)
「1分の動画」を「30人」が見た場合、
「視聴維持率が100%」だとしたら、「総再生時間は30分」という事になります。
(視聴回数は30回になります)
「トラフィック ソースの種類」について
「トラフィックソースの種類」では、視聴者がどういう方法で自分の動画に辿り着いたかがわかります。
●ブラウジング機能
「トップページ」「ホーム画面」「登録チャンネルのフィード」などから来ています。
●関連動画
「他の人の動画を見終わった後に表示されるサムネイル」「動画の横に表示されるサムネイル」などから来ています。
●Youtube検索
「Youtubeの検索欄」の、検索結果の一覧から来ています。
●終了画面
「自分の動画」の最後に表示される「終了画面」から来ています。
●チャンネルページ
「自分のチャンネルページ」「他の人のチャンネルページ」などから来ています。
●その他
上記以外の方法で来ています。
インプレッションと総再生時間の関係
●インプレッション数
Youtubeが「トップページ」「検索一覧」「オススメ」「関連動画」などに表示した回数がわかります。
Youtubeからの評価が高い場合は、インプレッション数をどんどん増やしてくれます。
Youtubeからの評価が低い場合は、インプレッションがだんだん減っていきます。
●クリック率
自分のサムネイルが表示された場合に、「視聴者がクリックした率(スルーした率)」がわかります。
クリック率があまりに低い場合は、「サムネイル」「タイトル」「内容」などを改善する必要があります。
「興味がありそうな人」からオススメしていき、インプレッション数が増えていくほど、「興味があるかどうか判断が難しい人」にもオススメしていくため、次第にクリック率が下がっていきます。
チャンネル登録者が多い場合は、「投稿したら必ず見てくれる人」が多いため、投稿して最初の内は字クリック率が10%を超える事があります。
よく言われている目安の数値
8%以上:高い。
4~7%:普通。
3%以下:低い。
「Youtube検索」について
視聴者がどういうキーワードを使って検索して、自分の動画を見つけたのかがわかります。
視聴者が全然関係のないキーワードで来ている場合は、サムネイルが表示されてもスルーされてしまう確率が高いため、クリック率が下がっていってしまいます。
クリックしてくれる率が高い人に、合致するキーワードで表示されるように、工夫をしましょう。
「関連動画」について
自分の動画が、「どんな動画の関連動画として表示されているのか」がわかります。
もし、「自分と同じジャンルの動画」や「自分の動画に興味を示しそうな動画」の関連動画として表示されていない場合は、Youtubeが「自分の動画を正確に把握できていない」という可能性があります。
同じジャンルなど、的確な動画の関連動画に表示されるように、工夫をしましょう。
チャンネル登録者の総再生時間
その動画を見た、「ご新規さん」と「常連さん」の割合を知る事ができます。
「未登録(ご新規さん)」は、登録はしていないが、見てくれた視聴者の割合です。
「チャンネル登録済み(常連さん)」は、チャンネルを登録してくれている人が見てくれた割合です。
常連さんばかりの場合は、すでにチャンネル登録をしている人のため、今のままでは「新しいチャンネル登録者が増えずらい」と予想する事ができます。
「年齢と性別」について
自分の動画が、男女どちらに人気があるのか、どういう年齢層に人気があるのかがわかります。
男女や年齢でウケる動画の内容が違ってきますので、「どんな企画の動画にするか」「どんな話をするか」などを考えるために、「自分の動画を見ている人」の割合を知っておく事はとても重要になります。