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【声優講座⑦】人間観察・想像力・演技に大切なもの

演技をするには「人間観察」と「想像力」が大切

「人間観察」について

人間観察とは、街などの人がいる場所で、いろんな人の言動や、生活模様などを、じっくりと見て観察する事です。

 

性別・年齢・職業・性格・雰囲気・しぐさなど、人によって千差万別で、様々な情報を得る事ができます。

 

いろんな人の情報を頭に入れておく事で、必要な時に記憶の引き出しを開けて、幅広い演技をする事ができるようになります。

 

 

 

 


●人間観察の例 「歩き方」について

「おじいさん」と「小さな子供」では、歩幅や歩くスピードの他、リズムや動きに違いがあります。

 

おじいさんは、小さい歩幅で、すり足気味に歩いている事があります。

 

小さな子供は、急に走り出したり、先に進んだ後、大人から離れている事に気付くと、小走りで戻ってきたりします。

 


●人間観察の例 「電車の座席」について

電車で、座席に座っている時に、あいていた隣に他人が座ってきた場合、近すぎないように、軽く座り直して距離をとったりします。

 

人間観察をして、「近くに他人が座ると、距離を取ろうとする」という動きを知らないと、演技をしても、このしぐさをする事はないため、見ている人に違和感を感じさせる演技になってしまいます。

 

つい忘れてしまいそうな、小さな動きや、無意識にしていて気付いていないしぐさも、観察する事で、リアルな演技ができるようになります。

 

 

 

 

「想像力」について

演技をする時には、「想像力」が必要不可欠です。

 

自分の演じる役がどんな人物か、どういう気持ちなのか、どういう状況なのか、台本や資料などの情報から、ちゃんと想像して読み取る事が大切です。

 


なんとなくで、書いてる通り、言われた通りに演技をしてしまうと、台本を読んでいるだけのような、不自然な感じになってしまいます。

 

情報を自分の中で消化した後、「作品の中に、役としての自分が実際にいる事」を想像して、演じてみてください。

 

台本や資料に書かれていない部分を、想像力で補うほど、深みが増して、「オリジナリティーのある、自分にしかできない演技」になります。