【キャラクター講座④】アタリの描き方(アタリを描く利点・顔のアタリ・体のアタリ)
「アタリ」の描き方
「アタリの描き方」を研究しよう
今回は、「アタリの描き方」の研究をします。
「アタリ」は、絵を描く時に、「ポーズ・形・大きさ・位置」などを簡略化して描く事です。
「アタリ」を描くようにすると、しっかりと描き込んだ後から、「だいぶ消して修正しないといけない」という事がなくなります。
また、「アタリ」を描く事で、絵が不自然になってしまう事を防ぐ効果もあります。
「アタリ」について
「イラストレーター」や「漫画家」がキャラクターの絵を描く時に、「丸」の中に「十字マーク」を描いているのを、見た事はありませんか?
「アタリ」は、いきなり細かく描き込まずに、「ポーズ・形・大きさ・位置」などを手早く描いて、「だいたいのアタリを付ける」ための工程です。
アタリで、全体的に大まかに描いて、その時点で修正する箇所がない事を確認してから、細かく描く下絵の段階に入るようにする事で、様々な利点があります。
「アタリ」を描く利点
●手早く、簡単に何度も試せる。
ささっと描いた簡単なアタリは、「この大きさだと違和感がある」と思った場合でも、「それを描くのに手間がかかっていない」ため、気軽に消して、納得がいくまで何度でも試す事ができます。
また、体や服の後ろに隠れてしまう部分も、アタリを描くようにする事で、違和感のない絵にする事ができます。
●修正する手間が省けるようになる。
アタリを描かずに、細かく描き込んでいってしまうと、頭や顔が完成した後で、「体が入りきらなかった」などの理由で、描き直さないといけなくなる事があります。
また、折角がんばって描いたのだからと、消すのが惜しくなってしまい、修正できなくなってしまう事もあります。
こういう事は、アタリを描く事で防げるようになります。
「アタリ」の描き方に正解はない
「アタリ」には、「必ずこう描きましょう」という決まりはありません。
「頭のアタリとして丸」を描いて、「顔のアタリとして十字マーク」を描く、というものを良く見かけますが、実際は、絵を描く人によって、様々な描き方があります。
アタリは、自分の描きやすい形を模索する
「アタリの描き方」によって、下絵の描きやすさが違ってきたり、最終的な絵に影響を与える事もあります。
「どんなアタリなら、下絵で描き込む時に描きやすいのか」を、「自分の絵柄」から考えて、模索してみてくださいね。
愛楽も時々、アタリの描き方を見直して、模索しながら絵を描いています。
この講座を作っている現在は、よくあるポーズ人形のアタリではなく、顔・髪・服・アクセなども、手早く簡単に描くようにしています。
「体のアタリ」の描き方
キャラクターの顔を描く場合、細かく描き込みたくなってしまいますが、「もしかしたら、大きく修正したり、全部消さないといけなくなる可能性もある」と考えて、ささっと簡単に描くようにしましょう。
目・眉・鼻・口・耳など、だいたいの大きさや位置がわかれば十分です。
また、表情が重要な場合は、どんな表情をしているのか、わかるようにしておくと、絵の雰囲気が掴めるので描きやすくなる事もあります。
キャラクター以外にも、様々な物にアタリを描く
アタリは、キャラクターだけではなく、服・アクセサリー・羽・武器など、何でも描く事ができます。
いきなり細かく描き込んでしまうと、大きさや長さが不自然になってしまいます。
また、隠れてしまう部分まで、時間をかけて描き込んでしまうという事も防げます。
急がば回れで、アタリを描こう
アタリを描き慣れるまでは、面倒に感じると思います。
しかし、描き進んでから全部描き直す事になったり、体や服で隠れてしまう部分を描き込んでしまって、「折角、がんばって描いたのに」と思う事があると、「絵を描く事がつらい」と感じる原因になってしまいます。
アタリを描く事で、クオリティーが上がり、無駄をなくして時間短縮にもなるので、面倒くさがらずに、アタリを描くようにしましょう。
アタリを描き慣れるまでは、面倒に感じると思います。
しかし、描き進んでから全部描き直す事になったり、体や服で隠れてしまう部分を描き込んでしまって、「折角、がんばって描いたのに」と思う事があると、「絵を描く事がつらい」と感じる原因になってしまいます。
アタリを描く事で、クオリティーが上がり、無駄をなくして時間短縮にもなるので、面倒くさがらずに、アタリを描くようにしましょう。
アタリを描き慣れるまでは、面倒に感じると思います。
しかし、描き進んでから全部描き直す事になったり、体や服で隠れてしまう部分を描き込んでしまって、「折角、がんばって描いたのに」と思う事があると、「絵を描く事がつらい」と感じる原因になってしまいます。
アタリを描く事で、クオリティーが上がり、無駄をなくして時間短縮にもなるので、面倒くさがらずに、アタリを描くようにしましょう。