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【キャラクター講座⑥】頭・顔の描き方(髪・眉・目・鼻・口など)

「頭と顔」の描き方

「頭と顔の描き方」を研究しよう

今回は、「頭と顔の描き方」の研究をします。

 

頭や顔は、キャラクターの絵を描く時に、とても楽しい部分であると同時に、とても難しい部分でもあり、キャラクターの魅力を大きく左右します。

 

これから「頭と顔」を、楽しく簡単に書く方法を教えたいと思います。

 

もし、難しく感じる場合は、愛楽の他の講座を見ておくと、簡単でわかりやすくなるので、よかったら見ておいてくださいね。

 

 

 

 

「頭と顔の描き方」について

「頭と顔の描き方」で教えるのは、「髪・眉・目・鼻・口」などの範囲になります。

 

キャラクターの絵を描く場合は、「頭と顔」がないと始まりません。

(一部、例外的なキャラクターもいそうですが)

 

「キャラクターの頭・顔」が描けるようになると、SNSのアイコンなどを自分で描けるようになります。

 

 

「頭と顔」のバランスについて

現実の人物の絵を描く場合は、「目は、頭からアゴの半分くらいの位置」「左右の目の間隔は、間に目が入るくらい」などの基準があります。

 

ですが、実際に、様々なキャラクターを見てみると、現実の人間とは全然違う事がわかります。

 

そのため、「現実の人間の描き方」が固定観念として定着してしまうと、それが邪魔をして、自由に描けなくなってしまう事があります。

 

 

 

キャラクターの絵を描く場合は、「絵柄」によって様々であるため、頭や顔の配置は、「好みで決める事」が1番良いと、愛楽は考えています。

 

絵柄により、目が大きかったり、左右の目の位置が離れていたり、口が下の方にあったり、鼻がなかったりするため、あえて固定しない方が良いでしょう。

 

描きたい絵に応じて、柔軟な気持ちで、自由自在に絵を描けるようにしましょう。



 

 

「頭と顔」のアタリの描き方

●まず、「丸」を描きます。

丸の大きさは、「頭頂」と「髪の毛で、丸の範囲よりも少し膨らむ事を見越しておきます。

 

 

● 「顔の側面の線」と「顔の中央の線」と「目の位置の線」を描きます。

線の位置を変更したくなった時は、いつでも修正すると良いでしょう。


特に、「目の位置の線」は、描き進めてから修正する事も多いです。



 

 

● 「耳からアゴの線」を描きます。

(側面は、額や鼻の形を簡単に描きます)


その後、耳を描きます。
「丸・中央の線・目の線」は、濃いままだと描きづらいので、薄くしておきます。

 

 

● 首を描きます。
首を描く時は、肩の線も描くようにすると、「首が長すぎる」という状態を防げます。

 

 

 

● 「目・眉・鼻・口」を描きます。
「側面」は、後で口を立体的にするので、だいたいの位置に印だけ描いておきます。



 

 

● 「頭の線」と「髪の生え際の線」を描きます。
「頭の線」は、最初に描いた「丸の線」を超えても構いません。

 

 

 

● 「髪」を描きます。
髪のボリュームがあるので、頭の線から少し離して描きます。
頭の線と混ざってしまうので、頭を描く前に「丸」は消しておきます。

 

 

 

● アタリが完成しました。
「顔の中央の線」と「目の位置の線」を消しておきます。
「髪の生え際の線」は残しておきます。



 

 

「頭と顔」を描き込む

● ここから、しっかりと描き込んでいきます。
描きやすくするために、アタリの線を薄くします。



 

 

●「輪郭」と「耳」を描き込みます。
「側面」の「口」は、顔を描く時に描き込むので、ここでは描き残しておきます。

 

 

● 「顔」を描き込みます。
キャラクターのイラストで、一番見られる場所なので、妥協せずに描きます。



 

 

● 「生え際の線」を意識しながら、「髪」を描き込みます。
生え際の線を上に超えてしまうと、そこだけハゲているように見える事もあります。
(そのために、「生え際の線」を残していました)

 

 

 

● アタリの線を全て消します。
描き込む時に、スピード重視で、雑に線を描いていた場合は、「クリンナップ(ペン入れ)」をします。
今回は、描き込みの段階で、丁寧に描いたので、クリンナップはしません。

 

 

 

● 線がハミ出している部分や、隠れる部分の線を消して、線画が完成しました。



 

おまけ(塗った状態)

● 今回は、「塗りの工程」は省略しますが、塗るとこんな感じになります。

 

 

「自分の好みの顔」を研究しよう

●「自分の好みの顔」について

絵を描く際には、「自分の好みの顔」を理解しておく事は、とても大切です。

 

絵は自由度が高すぎるため、「好み」という基準を設けておかないと、どんな風に描けば良いのか迷子になってしまいます。

 

愛楽は、「自分の好みの顔」を研究して、練習する事をオススメしています。

 

 

●「自分の好みの顔」の探し方

ネットなどで、「自分が好きな見た目のキャラクター」をいくつも探してみてください。

 

探し出したキャラクターたちには、様々な「共通点」があると思います。

 

髪型・表情・目の形・眉の形・頬の形・口の形など。

 

それが、「自分の好みの顔」のヒントになりますので、その絵を研究しながら、練習をすると良いでしょう。

 

自分の描くキャラクターが好きになると、絵の練習が楽しくなりますよ。