【キャラクター講座⑦】体の描き方(肩・腕・胴体・足など)
「体」の描き方
「体の描き方」を研究しよう
今回は、「体の描き方」の研究をします。
「頭と顔」が描けるようになったら、次は「体」を描けるようにしましょう。
体も描けるようになったら、キャラクターの全身を描く事ができるようになります。
これから「体」を、楽しく簡単に書く方法を教えたいと思います。
もし、難しく感じる場合は、愛楽の他の講座を見ておくと、簡単でわかりやすくなるので、よかったら見ておいてくださいね。
「体の描き方」について
「体の描き方」で教えるのは、「頭から足先まで」の範囲になります。
「頭と顔は描けるけど、体を描くのは苦手」「首と胴体がうまく繋がらない」「上半身までは描けるけど、下半身がおかしくなってしまう」など、体を描く事が苦手な人は、結構多くいます。
体を描く練習をする時は、「頭から足先まで」の全身を描くようにして、それぞれの部分が違和感なく繋がるようにしましょう。
「体」のバランスについて
現実の人間の場合は、「手や足の長さ」や「胴体と足の長さ」など、ある程度、決まった比率があります。
ですが、
実際に、様々なキャラクターを見てみると、現実の人間とは全然違う事がわかります。
そのため、「現実の人間の描き方」が固定観念として定着してしまうと、それが邪魔をして、自由に描けなくなってしまう事があります。
キャラクターの絵を描く場合は、「絵柄」によって様々であるため、体のバランスは、「好みで決める事」が1番良いと、愛楽は考えています。
大人なのに背が子供と変わらなかったり、足がとても長かったり、手が子供のように小さかったり、現実にはありえないほど体が細かったりするため、あえて固定しない方が良いでしょう。
描きたい絵に応じて、柔軟な気持ちで、自由自在に絵を描けるようにしましょう。
「体」のアタリの描き方
● 頭のアタリを描いた後、「体のポーズ」を線で簡単に描きます。
この線は、「骨」を簡略化したものです。
描いた後に、「何頭身になっているか」をちゃんと測って、「頭身」を調節しましょう。
● 「骨のアタリ」を薄くした後、体形を考えながら、肉付けをしていきます。
筋肉があるキャラなら筋肉の凹凸を描き、太っているキャラなら太い体形にします。
●「体のアタリ」が完成しました。
「骨のアタリ」はもう使わないので消しておきます。
(講座なので丁寧に描いていますが、いつもは、もっと雑にささっと描いています)
「体」を描き込む
● 「ポーズや体形などを、もう大きく変更する事はない」と思ったら、「肉付けのアタリ」を薄くした後、しっかりと描き込んでいきます。
● 描き込みが終わったら、「肉付けのアタリ」を消します。
描き込む時に、スピード重視で、雑に線を描いていた場合は、「クリンナップ(ペン入れ)」をします。
今回は、描き込みの段階で、丁寧に描いたので、クリンナップはしません。
おまけ(塗った状態)
今回は、「塗りの工程」は省略しますが、塗るとこんな感じになります。
「自分の好みの体」を研究しよう
●「好みの体」について
「好みの顔」と同じく、「体」にも好みがあります。
「背が高くて、適度に筋肉や脂肪があり、胸が大きい体」が好きな人や、「背が低く、細身で、胸が小さい体」が好きな人など、好みは人それぞれです。
愛楽は、「自分の好みの体」を研究して、練習する事をオススメしています。
●「自分の好みの体」の探し方
ネットなどで、「自分が好きな見た目のキャラクター」をいくつも探してみてください。
探し出したキャラクターたちには、様々な「共通点」があると思います。
頭身・身長・手足の長さ・体格・筋肉量・胸の大きさなど。
それが、「自分の好みの体」のヒントになりますので、その絵を研究しながら、練習をしていくと良いでしょう。
自分の描くキャラクターが好きになると、絵の練習が楽しくなりますよ。