【キャラクター講座⑩】服の描き方(キャラクターに服を着せる方法)
「服」の描き方
「服の描き方」を研究しよう
今回は、「服の描き方」の研究をします。
キャラクターが描けるようになったら、キャラクターに服を着せてあげましょう。
服を着せる事で、キャラクターの存在感が増したり、イラストが華やかになったりします。
これから「服」を、楽しく簡単に描く方法を教えたいと思います。
もし、難しく感じる場合は、愛楽の他の講座を見ておくと、簡単でわかりやすくなるので、よかったら見ておいてくださいね。
「服の描き方」について
服の描き方は、人によって様々ですが、誰でもできて、応用の効く方法を教えたいと思います。
キャラクターに服を着せられるようになると、きぐるみを着せたり、鎧やメカパーツを着せたり、角や羽を付ける時にも、応用して描けます。
「キャラクターを描いた後で、追加パーツを付けていく」というイメージをすると、わかりやすくなると思います。
(キャラクター+追加パーツ)
「服の中の体」を必ず描こう
服を描く時には、「服の中の体」を必ず描くようにしましょう。
体を描かずに服を着せると、「手足の長さや、関節の位置がおかしく見える」「服や体の太さがおかしく見える」「服から出ている体がおかしく見える」など、
おかしく見える絵になってしまったり、描く時に難しくなってしまう事があります。
服で隠れてしまう部分を描く事は、面倒に感じるかもしれませんが、「服を描く時は、服の中の体を描く」という事を心がけましょう。
「服」の描き方
●「隠れる部分」や「ハミ出した部分」など、いらない箇所を消したら完成です。 まずは、体のアタリを描きます。
服を着せると、服で体が隠れるため、この時点では、体はアタリのままにしておき、細かく描き込まないようにしておきます。
今回は、「体のラインがわかる服」と「体のラインがわからない服」の2パターンを同時に解説するので、アタリを2つ用意しています。
体のアタリの描き方は、「体の描き方」をご覧ください。
●「隠れる部分」や「ハミ出した部分」など、いらない箇所を消したら完成です。
体のアタリの上から、服のアタリを描いていきます。
この時点では、細かく描き込んでしまわないように、大まかな形を描きます。
(体のアタリを薄くしておくと、服が描きやすくなります)
●「隠れる部分」や「ハミ出した部分」など、いらない箇所を消したら完成です。
アタリが描き終わって、もう大きく描き直す事はないと思ったら、描き込んでいきます。
下着など、服で隠れる部分は、アタリのままにして、描き込まないようにします。
(いらないアタリは薄くしたり、消しておくと描きやすくなります)
●「隠れる部分」や「ハミ出した部分」など、いらない箇所を消したら完成です。
おまけ(塗った状態)
今回は、「塗りの工程」は省略しますが、塗るとこんな感じになります。
見る人の印象を考えて服を描く
キャラクターに服を着せる時には、見る人の印象を考える事が大切です。
体のラインがわかるフィットした服だと、しっかりとコーディネイトされた服や、活動的な印象になります。
体のラインがわからない服だと、見た目よりも機能性を重視した服や、落ち着いた印象になります。
見る人にどういう風に感じさせたいかを考えると、「ズボンのフィット感」や「スカートの長さ」など、どう描けば良いのかがわかるようになります。
キャラクターと服を研究しよう
「どんなキャラクターが、どういう服を着ているのか」を様々なイラストを見て研究しましょう。
「現実の人間に服の趣味がある」ように、「キャラクターにも服の趣味がある」ため、キャラクターのタイプによって、「こういうキャラクターは、こんな服を着ている」という傾向があります。
【例】
「委員長は、校則を守って、膝下くらいのスカート」「ギャルは、かわいさ重視で、とても短いスカート」など。
自分のキャラクターに合う服を研究して、コーディネートして着せてあげてくださいね。